マリンボンベール

フジツボが付かない技術で世界初の特許取得
(特許番号5802058 号)
船底へのフジツボ・貝類・藻類の付着を防ぐ。
海洋汚染の無い、地球環境にやさしい「マリンボンベール」

船底塗料のみ塗布:1年経過時

船底塗料のこれまで

長期係留中に避けられない、ボート・ヨット船底への貝類・藻類の付着。船舶の船底部は、水面下に潜む生物の攻撃からは逃れられないのが現実です。

少しでもそれを避けるべく、これまで様々な船底塗料が開発されてきました。しかし従来、海洋汚染の問題などもあって「特効薬」と呼べるものはありませんでした。

マリンボンベール塗布:1年経過時

船底塗料のこれから

そこで私たちは、1998年より試験研究に着手。
亜塩素酸ナトリウム水溶液から生成される二酸化炭素の「除菌」効果に注目し、マリンユースに転用。環境にやさしい「マリンボンベール」を完成させました。
その効果は、様々なケースで実証されています。

動画:マリンボンベール未処理の船底

動画:マリンボンベール塗布後1年の船底

6か月~2年4か月に渡る検証で効果を確認


実証実験-1

2011年5月2日、トーハツ23フィート艇で実証実験を行う。
船底塗料は「シージェット 033 黒(容量 2kg)1缶」に対して「マリンボンベール(容量 40ml)1本」をよく混ぜて混合し、船底塗料の仕様に基づいて塗布。桟橋で係留保管した。

マリンボンベール検証1-1

実証実験-1:結果

塗布後、2011年11月4日(約6か月間後)に上架。
その結果、未塗装のスカッパー部分にフジツボの発生が確認されたものの、艇体にはフジツボの付着が全く見られなかった。


検証実験-2

施工船

内航船(日本国内の貨物輸送だけに使用される船)
※499t 内航ケミカル船

運行機会

12か月

実装検証
  1. スラスター(船舶の推進装置ハクリュー部)トンネル
  2. シーチェスト(船外吐出口)グレーチング内部配管部 

混合塗料
  • 塗料「タカタ クォンタム 漁船用 赤」
    (シリアルポリマー加水分解型防汚塗料)
    ※非錫系 船底防汚塗料
    ※NKMコーティングス株式会社製品
  • 添加材「マリンボンベール」2%添加
    (塗料2kgに対して40ml添加)
  • 上記を2回塗り。シンナー使用せず
検証期間

2013年6月~2015年4月(2年4か月間)

実証実験-2:結果

給水管の枠が塗装不足により貝類が付着。
亜鉛板の上面への貝類の付着はやむを得なく、ベタ面は100%に近い効果を発揮した。


マリンボンベールの特徴

マリンボンベールは、船底塗料のような自己研磨型塗料においてその効果が最大限に発揮される特徴があります。
つまり、海水に浸かることで塗料が少しずつ分解していく水和分解型塗料、あるいは海面を走ることで塗料が少しずつ分解していく加水分解型塗料(どちらも自己研磨型、自己消耗型、自己崩壊型等と呼ばれている)において、塗料が分解し溶け出す際に同時にマリンボンベールの除菌効果がフジツボ類に作用し、剥離させていきます。
※アクリル塗料等の樹脂系塗料で、塗料自身が全く溶け出さないタイプのものには、マリンボンベールの除菌効果は有効に作用しません。

尚、船底塗料には上記の自己研磨型以外に、塗装面から防汚剤が染み出て付着を防ぐ「高硬度型」と呼ばれるものもあり、マリンボンベールはこの高硬度型塗料にも効果があると思われます。(現在、東京 夢の島マリーナに係留している当社のボートには自己研磨型の水和分解型塗料を使用して実験しており、フジツボの付着はありません)
つまり船底塗料が有効に分解し続ける限りマリンボンベールのフジツボ防着効果もそれに比例して作用し続けます。

上記の特徴から、長期効果を維持する為にも2度塗り等で厚めに塗布する事を推奨しています。
また、注意事項として、紫外線を長時間浴びるとマリンボンベールの殺菌作用がだんだん弱くなってしまいますので、塗布後はなるべく早く海に着けて頂く事をお願いしています。(製品説明書に同様のご案内を記載しております)

マリンボンベールの使用方法

マリンボンベールに関するQ&A

Q:マリンボンベールのフジツボがつかない原理を教えてください。

フジツボ類は幼⾍(幼⽣)の時に船底に付着し、そのまま成⻑していきます。そしてみるみるうちに群⽣していきますので、とても厄介な⽣き物です。マリンボンベールはその幼⾍時にフジツボ類が船底についた瞬間に、剥離させますので成⻑も群⽣もありません。
その原理は、フジツボの幼⾍は酸性タンパク質部があるため、船底に接触するとマリンボンベールが⼆酸化塩素を発⽣させます。その発⽣する⼆酸化塩素の酸化作⽤によって幼⾍の酸性タンパク質部を分解します。それによってフジツボは定着出来ず遊離し、同時に⼆酸化塩素も無害な⽔に分解されていくという原理です。この原理で⽇本及び世界初の特許(特許番号5802058 号)も取得しております。
次から次にやってくる幼⾍を次から次に剥離していくので、フジツボは定着して成⻑することもなく、結果、船底はきれいなまま保たれることになるのです。

Q:マリンボンベールの効果はどれくらい続きますか?

船底塗料それ⾃体は⾃⼰消耗していく特性があります。その⾃⼰消耗効果が続く限りマリンボンベールの効果も持続します。
つまり船底塗料とマリンボンベールは共存関係にあり、効果が持続する期間もそれに伴います。なので、船底塗料をなるべく厚く塗る(2度塗り)ことを推奨しています。
マリンボンベールご利⽤の⽅で2 年以上効果が続いているお客様もいらっしゃいます。(※ジンクの交換はお忘れなく)

※ただし海水面近くの船の側面はどうしても紫外線を受け続けるため、1年程度経過するとマリンボンベールの効果がだんだん弱くなり、少量ですがフジツボの付着が認められる事があります。

Q:マリンボンベールは海洋汚染に影響がありますか?

結論から⾔えばマリンボンベールは全くの無公害です。⼀切影響はありません。
マリンボンベールが発⽣させる⼆酸化塩素は、塩素や次亜塩素酸ナトリウム等とは異なり毒性はありません。いわゆる酸素型酸化剤であり、⽇本でも飲料⽤⽔道⽔に除菌剤として添加することが認められている安全な成分です。
マリンボンベールは、フジツボ等を剥離させたらその後分解され⽔になっていきますので、海洋汚染につながることはありません。

Q:マリンボンベールをそのまま船底に塗ってもいいですか?

マリンボンベールはあくまでも船底塗料添加剤ですので、船底塗料に混ぜることによって効果を発揮します。したがいましてマリンボンベールをそのまま塗布しても効果はありません。

Q:船底塗料に対してマリンボンベールはどれくらいの量を混ぜればいいですか?

使⽤⽅法でも紹介していますが、塗料に対して2%の量になります。つまり、塗料⽸2㎏⽸に対してマリンボンベール40 ㎖、4㎏⽸に対してマリンボンベール80 ㎖になります。
マリンボンベールを塗料⽸に注⼊後、しっかり攪拌し、船底に塗布してくだい。

Q:船底塗料を塗布後、どれくらいで船を下架すればいいですか?

マリンボンベールはその性質上、紫外線に弱い特性があります。屋外で塗布作業する場合、塗布後、何⽇間も放置状態が続くと効果はどんどん弱くなっていきます。塗料が乾いたらなるべく早く下架するようにしてください。
塗布後は2 ⽇以内の下架をお勧めします。

Q:プライマー塗装の際にプライマーにもマリンボンベールを混ぜますか?

プライマーには混ぜる必要はありません。プライマー処理後の船底塗料を塗る段階で、船底塗料にマリンボンベールを混ぜてお使いください。

Q:プロペラ塗装用のペラクリーンや他のアクリル系塗料に混ぜても効果がありますか?

マリンボンベールは、船底塗料のような⾃⼰研磨型塗料においてその効果が最⼤限に発揮される特徴があります。
つまり、海⽔に浸かることで塗料が少しずつ分解していく⽔和分解型塗料、あるいは海⾯を⾛ることで塗料が少しずつ分解していく加⽔分解型塗料(どちらも⾃⼰研磨型、⾃⼰消耗型、⾃⼰崩壊型等と呼ばれている)において、塗料が分解し溶け出す際に同時にマリンボンベールの剥離効果も有効になってきます。
したがいまして塗料が分解し溶け出さない類のアクリル系塗料等の場合、マリンボンベールの効果はあまり期待できないと思われます。
尚、船の⾦属部品には、⾼硬度プロペラ合⾦部⽤塗料も市販されていますので、この⾼硬度型塗料であれば原理から類推すると効果があるのではないかと思われます。

Q:アルミ艇でも使⽤できますか?

使⽤できます。
⾃⼰消耗型の船底塗料に混ぜて使⽤していただければ、アルミ艇でも問題なく使⽤できます。


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